メロン作りその4「富良野メロンの接木(つぎき)」
メロンの生育にとって一番重要と言っても過言ではない接木の作業です。
接ぎ木(つぎき)とは、2個以上の植物体を、人為的に作った切断面で接着して、1つの個体とすることである。このとき、上部にする植物体を穂木、下部にする植物体を台木という。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8E%A5%E3%81%8E%E6%9C%A8
ポットに植えている方がメロンの「台木(だいぎ)」と呼ばれる苗です。一般的に病気に強くしっかりしたものになります。
そして美味しいメロンが育つ苗を「穂木(ほぎ)」と呼びます。穂木は繊細で病気に弱かったりします。
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台木の良い部分とと穂木の良い部分を、合体させる作業が接木です。
接木の作業は大手術
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まずは台木の芽かき作業です。もう台木はこれ以上成長させませんので、ここでしっかりとっておきます。
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続いて穂木の苗をきれいなカミソリで切っていきます。乾燥しないようにすぐに水につけます。もう後戻りはできないのでハラハラドキドキです。
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そして台木とくっつきやすいよう、穂木の切り口を鋭利にします。
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これで穂木の準備は完了です。
続いて台木には穴をあけて合体する準備です。
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割りばしを加工して台木の葉っぱが分れる手前に穴をあけます。コンマミリ単位の細かい作業です。穴の位置を失敗したりするとうまくいかなくなります。
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穴を空けた台木に、先ほどの穂木を差し込みます。お互いの細胞同士がくっついていないといけません。
そしてこちら
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ちょうど良い力加減で台木と穂木を支えてくれる「接木クリップ」これを接木面に合わせて止めて、あとは温度と湿度を保った場所で1週間ほど寝かせます。
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手術はこれで終わりです。あとは日が当たらないようにシートをかけて、しっかりとくっつくのを祈るだけです。
一週間後に取り出してみると・・・
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完成です。しっかりと穂木がくっつき、元気に成長しています。これからは穂木の方を成長させていきます。